『手作りコラム 季節のおやつ①』

太陽の日がまぶしい季節になりましたね。庭の野菜も、朝と夕で姿が変わるほど、ぐんぐん大きく伸びていき、あっと驚く毎日です。

さて、私は小さい頃から、食べることが好き、作ることが好き、自然を感じることが好きということが合わさって、旬の食材を使って美味しいものを作って食べて楽しむことが大好きです。特に、初夏は、次々と旬の野菜や果物が採れる為、食べないといけないものだらけで大変です。

昨夜は、採れたての大きなトウモロコシや枝豆を茹でたてでいただきました。塩加減に気を付けてただ茹でるだけ、これだけでもなんと甘くて美味しいことでしょう!と感動してしまいます。トウモロコシを茹でるのは、水から、お湯からと色々な方法がありますが、私は水からギリギリ沸騰しない火加減でじっくり火を通し、しっとり甘く茹でるのが好きです。

さて、今日は、毎年5月下旬から6月初めの頃の季節のおやつを紹介します。それは、皆さんご存じの和歌山の南高梅を使って漬ける「梅シロップ」です。丁寧に洗って拭いてヘタを取り、凍らせた梅と氷砂糖を順番に、瓶に入れて、毎日フリフリし、10日程で、溶けたシロップの中に浮かんだ梅を取り出して弱火にかけて冷やすだけ。

香りは、梅の甘酸っぱいとてもよい香り、味はこれこれという梅の味と氷砂糖の合わさったさわやかな甘みがして、心をとても落ち着かせてくれます。

楽しみ方の定番は、炭酸割、水割りです。先日は、フルーツポンチに、炭酸割した梅シロップをかけていただきました。お気に入りのビンに入れて、冷蔵庫に保管しているので、思い付いたときにいつでも気軽に戴いて、自分を喜ばせることができます。冷蔵庫に一つ旬の手作りの一品、自分にとっての逸品があるだけで、毎日の生活がとても生き生きしてきます。

取り出した梅は、そのままむしゃむしゃ食べたり、ヨーグルトに入れて戴いたり、そのまま刻んでジャムにしたり、寒天ゼリーに入れたり、気軽に色々な形で楽しむことができます。

この初夏、ギリギリまだ間に合う『梅シロップづくり』、皆さんも楽しんでみませんか?

一年を通して、旬ごとの手作りおやつ、ご紹介してゆきたいと思っています。お楽しみに!!