2020年5月

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 皆様、こんにちは!今日も新しい一日を気持ちよくスタートしましたか?

さて、突然ですが、皆さん、幸せですか?私のパソコン画面の向こうから、「まぁ、幸せだけど?」って声が沢山聞こえてきたような気がします。うーん、と少し悩んで幸せは幸せだけどって思うと思います。

 きっとこれを読んでいる皆さんは基本的にはとても幸せだと思います。読んで下さっているということは、仕事や家事や育児に追われてちょっとした自分の時間も全く無いという状況ではないのでしょうし、きっと最低限の食事・睡眠・運動が満たされている方が多いでしょう。また、生活を支えるお金を得る手段としてのお仕事や、人生を楽しむ為の家族や友人、趣味や楽しみもお持ちのことでしょう。

 でも、では、何が満たされていたら、「うーん、多分幸せ」の状態から「うん!めっちゃ幸せ!!!」と言える状態になるのでしょうか?これは、「家族と仲良く暮らすこと」「仕事が充実すること」「趣味に没頭できること」「美味しいものが食べられること」と、人それぞれ違うと思うかもしれませんが、私は、どの人にも共通して、ベースとしてもその上に積み上げる+アルファの事としても、結局一つのことに集約されると思うのです。

 それは、『心身の健康』です。考えてみて下さい。不安に思うこと、心配に思うことが無くて、心が安心できるスッキリと穏やかな状態で、痛みや痒み、倦怠感や眠気、不快感等の不調が無く体が軽く元気だったら…
たちまち目の前に、「家族」「御馳走」「趣味」「レジャー」…そんなご褒美がわざわざなくても、とても幸せに思えるのではないのでしょうか。

 むしろ、心身が軽やか元気だからこそ、「家族や友人との触れ合い」や「御馳走」、「楽しい趣味」や「やりがいのある仕事」を求めるのではないでしょうか。

 きっと私たちは、根っこである『心身の健康』の充実を飛び越えて、その先の枝葉である『お楽しみ』に気をとられて、それを充実させることで幸せになれると勘違いしてしまってはいないでしょうか。

 体調が悪いのに栄養が不十分なカップラーメンや菓子パン、お菓子を食べて気を紛らわせたり、毎日デスクに座ってばかりで運動不足なのに休日はテレビやYouTubeを見て過ごしたり、気持ちが沈んで元気が無いのにSNSで人の楽しい生活を見て余計に落ち込んだり。

 「健康」という言葉は、どこでも誰でも言っている聞き飽きた陳腐なものに聞こえるのかもしれませんが、健康を害する情報や娯楽の多い現代においては、健康をもっともっと重要視し、最優先することが、幸せになりたい人にとって、必要不可欠なことだと感じます。

 先程の例でいえば、体調が悪いのであれば、自炊した食事を摂り、寝具を整えゆっくり休んで、少し気分が良くなったら、家族や友人と話したり外の景色を眺めたら、体調が回復し心も安らぐのではないでしょうか。

運動不足なら、毎日できるだけ徒歩を増やし、景色を眺めながらの散歩や軽い運動をしたら、体の痛みやこわばりが取れ、体力が付き、疲れ目も癒され、心地よい空腹を感じるのではないでしょうか。

 気分が沈んで元気が出ないなら、ゆっくり眠る、籠って漫画を読む、大好きな人とおしゃべり等、自分に合うストレス発散方法を試したら、自然に再び心が元気になってくるのではないでしょうか。(人と会って元気になる外向型、一人で籠って元気になる内向型、自分がどちらか、又は、今日がどちらか自分で分かりますよね?)

 私は、幸せって健康だと思います。そして、現代には健康の敵、つまりは、幸せの敵が多過ぎるなと思っています。敵に意識を向けていては幸せになれませんので、健康を害するものを批判・攻撃する必要はありませんが、賢く回避し自分の健康と幸せを自分の力で守る『health literacy』(今、作りました(笑))を皆で高めて、皆が幸せな社会になっていくことをいつも願っています。そして、つぶやきに近いものではありますが、そんな情報をどんどん発信していきたいと思っています。