2021年4月

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「ベールの下に隠れている『人とは違う自分』は宝物」
「晴れでもおはよ!雨でもおはよ!曇っていーてもおっはっよー♪」

こんにちは。朝から雨模様ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

冒頭の台詞は、娘たちがよく口ずさんでいる歌です。子ども向けの歌はとってもいい歌詞が多くていつも元気をもらいます。

今日は雨なので、ちょっと外へ出るのに躊躇しましたが、私もこの歌を口ずさみながら、「雨でも、おはよ!」と朝のお散歩に出かけました。

一概に雨の日といっても、空気の温度や、土の匂い、風や雨の強さ等、その度に違いますし、一歩外に出てしまうと色々な発見がありますね。今朝は、こんな雨の中、一匹の鳥が高い所で体をバタバタ言わせてホバリングしながら、元気に鳴いていて不思議でしたし、紫色のナヨクサフジが一面に咲いていて、雨に濡れてとても綺麗でした。

さてそんな今日は、最近考える機会が多かった「個性」と「自己表現」についてお話したいと思います。

先日、「リーダー研修」を受ける機会がありました。私も含め、一緒に参加したメンバーは、チームを良い方向に引っ張って行こうという気持ちが強いリーダ-達です。

しかし、そんな私たちですが、普段「こうしたら良くなる!」「こういう風にしたい!」「このままじゃ良くないかも。」等という気持ちが沸いても、それをどう表現・実行したらいいのか確信が持てなかったり、発信することや最後まで伝え切ることには、不安があるという悩みを抱えていたように思います。

研修の中で、リーダーには、①業務の成果を上げること、②部下を育成すること、③自分の人間力を育てることの三つが求められていること、また、部下を育てる為には、自分の人間力を『行動』を持って育てていくことが何より重要だということを学びました。

素晴らしい人間性は、直ぐに育ちませんが、素晴らしい行動は、今この瞬間から実行可能です。そしてその行動は、私たちを素晴らしい人間性へと確実に近づけてくれます。

素晴らしい人間性から素晴らしい行動が生まれると考えると、なかなか素晴らしい人間は育ち難いですが、素晴らしい行動をしているうちに素晴らしい人間性が育っていくと考えると、誰でも実行・実現できるのですね。

そして、そのリーダーに欠かせない具体的な行動の一つが、「発信し、伝える」ことです。リーダーが自分の価値観や人間性を持って、自分の考えや方針を根気強く伝わるまで発信し続けることがとても重要だと学びました。

特に、リーダー自身が「絶対に譲れない」信条というものを明確に示すということはとても重要なことだそうです。

しかし、これは、日本では苦手な方が多いのではないかと感じます。

日本は、島国で昔から小さな集団で協調することを大切にする文化です。

最近は、個人が情報を発信し、個人が事業を起こし、共感する個人が集まって集団が作られる時代になっていますが、それでもまだ、自分の楽しかったこと、興味関心や出来事は発信できても、自分の根幹となる肝心なところを発信出来ずに隠して、その窮屈さにも慣れてしまっているような人は多いのではないかと感じます。

私も、社内で方針を話す時、自分の想いや願いを話す時、受け入れてもらい難いことを話す時、不安になることがよくあります。また、このコラムや普段の会話の中でも、一歩踏み込んだ自分のことを発信する時、批判や理解されないことが想定されて、怖いと思うことがあります。

しかし、このリーダー研修を受けて確信したことは、発信を怖がるリーダーの元で働くメンバーはもっと不安なはずだということです。分かりやすいリーダーの元では働き易い、分かりやすい人とは付き合い易いですよね。分かりやすく伝えてくれれば、共感もできるし、反対意見も伝えることができます。

相手の受け取り方に配慮せず、人を傷つける表現をすることは良くないですが、そうでない場合においては、一人一人が「どう思っている」のか、「どうしたいのか」ということが一番大切な答えであり、それを伝えることは必須で、それが互いに分かってこそ、コミュニケーションは始まるということなのだと思います。

その際、全員個性が違って、考えや想いが違って当たり前であり、それが表現できることが健全な状態であるということです。

自分を表現して理解してもらうことをせずに、表面的に共感したり、ただ合わせることが協調性だと感じている方も多いとは思いますが、本当は、互いにありのままを理解し合う、つまり、互いに違うということを理解し合った上で、協調するということが、全員にとって意味があり、心地の良い集団を作るのだと感じます。

人と違うことは素晴らしいことです。人と違う自分を認めて愛することは、とても幸せになれることです。そして、違うことを伝え合い、理解し合うことは、きっとそれぞれの内面的な世界を豊かにするでしょうし、価値が高くて楽しいことでしょう。

皆が、人と違う自分を愛し、楽しみ、表現して、より良い居場所を作れる世の中になったらいいなと願いますし、私も自分の近くから、そんな自分やチームが作っていけたらいいなと思っています。
皆さんこんにちは!

今年は早くに満開となった桜が、随分と散って新緑が顔を出し、葉桜の姿になりましたね。

大人も子供も新年度が始まり、新しい環境にわくわくしたり、気が引き締まったり、新しく来られた方にフレッシュな気持ちをもらったり、いろいろな感情の変化もある時期だと思います。

まだまだ緊張感が解けない時期かとは思いますが、ちょっとリラックスして息抜きして、自分を整える時間も大切かもしれません。

さて、今日は、心と体にちょっと精の付くおやつをご紹介いたします。

強力粉を使った『もちもち肉まん』です。



【道具】
・せいろ(鍋に入れるタイプの簡易蒸し器でも可)
・ボウル

【材料】※肉まん6つ分
<皮>
・強力粉-150g※薄力粉でも可
・ドライイースト-3g
・砂糖(てんさい糖、素焚糖、グラニュー糖 等)-20g
・お湯(40℃ぐらい)-90g

<餡-豚肉まん>
・豚肉-120g
 ※豚肉を包丁で叩くと旨味が出て美味しいですが、ミンチも可。
・ネギ-半本
・生姜-1かけ
※以下の調味料は、小さじ1ずつ
・醤油
・酒
・ごま油
・オイスターソース
・片栗粉
※味が薄い場合は、レンジで加熱して試食しながら、オイスタソースや塩で調整。

<餡-あんこ>
・市販のあんこ120g
※ぜんざい用ではなく、水分の無いもの

※餡は、豚肉かあんこかどちらかをお選びください。餡を半量にするか、皮を2倍にして2種類楽しむこともできます。

【作り方】
① 強力粉にドライイーストを混ぜます。

② 砂糖も加えてざっと混ぜます。

③ お湯を加えます。

④ 粉けがなくなるまで両手で混ぜます。

⑤ 台に出して100回ぐらい引っ張ったりたたきつけたりしてこねます。ひとまとまりにします。

⑥ ボウルに入れ、ボウルに濡れ布巾をかけて、一次発酵させます。
あたたかいところに1時間ぐらい置きます。2倍ぐらいにふくらめばOKです。

※ここまでは、パン焼き機で行うこともできます。

⑦ あんを作ります。ねぎはみじん切りにします。

⑧ 材料はみじん切りにし、調味料を加えて混ぜ、よくこねる。

⑨ ⑥のふくらんだ生地をやさしく押さえてガスを抜きます。包丁で6つに切ります。

⑩ 手で簡単にまるめます。1個あたり40gぐらいです。



⑪ 濡らした布をかけて10分ほど休ませます。

⑫ めん棒でのばすか指で引っ張って手のひら大にします。

⑬ 6等分したあんをのせます。

⑭ 生地を両手でつまんで包みます。

⑮ 真ん中に寄せてギュッと絞ります。

⑯ オーブンシートにのせて蒸し器に並べます。濡れた布をかぶせて15分ほど2次発酵させます。お湯をたっぷり沸かし始めます。

⑰ 蒸気の立った蒸し器にのせて15分ほど蒸して、出来上がりです。



美味しく作る一番のコツは、水分量です。レシピよりも水分を足す程に、もちもち食感が楽しめますが、調理中や成型はし難くなるので、ギリギリのラインを狙うのが美味しく作るコツです。

こんなにべちゃべちゃでいいのかなというくらいの水分量多めが美味しいですが、少しずつ挑戦してみて下さい。成型の際は、打ち粉をしっかりとすると、扱いやすくなります。

勿論薄力粉でも、ふわふわ軽い食感の肉まんが作れますが、強力粉で作った肉まんは、いつも食べている肉まんと全然違う食感で、とってももちもちです。おなかが空いている時や、もちもち食感を思いっきり楽しみたい時は、強力粉で作るのがおすすめです!

一回で6個分作れる分量をご紹介しましたが、 倍量で作ることも可能ですし、同じ分量で12個作って、一口サイズのミニ豚まんを作っても食べ易くてお勧めです。

色々と試してみて下さいね。

4月の金曜日と土曜日は、直売所で、10時から16時まで手作り肉まん試食会もしていますので、是非ご気軽に遊びに来て下さいね!

手作りのホッカホカ&もっちもちの肉まんを、本格せいろで蒸してお待ちしております。